独立するとすべてが自己責任です。
そんな中で自身が行うべきことをまとめました。
自分で考えるクセをつける
先日、ある先生の動画を視聴し、その内容に違和感を覚えました。
とある事項について語っていたのですが、明らかに間違っているよなと。
この先生は業界では著名であり、私も過去に幾度もセミナーに参加し、書籍も多く読んでいます。
実際に実務で助かったことも何度もありました。
ただ、今回の動画の内容に関しては違うなと。
今回については自分の中である程度の確信があったので、その内容について自分なりの疑義を持つことが出来ました。
別に第三者がいるわけではないので、どちらが正しいかは検証しようがありませんが。
ただ、この先生の特筆すべきところは、あくまで自分でとことん調べることを推奨していることです。
多くの発信をする中でも、それはあくまで自ら調べた結果を述べているに過ぎず、自分も間違っているかもしれないことを前提に、読者には最終的に自責をもって納得するまで調べることを求めています。
自我に固執し、意固地になりがちな税理士が多い中で、そういった柔軟さがまた人を寄せ付けるのだろうなと思います。
自分の考えを貫き通す
この業界では、どんなに経験や実績のある方でも、一つの論点を巡って対論をすることがある。
一論点に関し、書籍によっても異なることが書いてあったり、見解がわかれたりすることも多くあります。
税務調査でも同様で、見解を巡って調査官と鬩ぎ合うことは当然あります。
そんな中でも、自分で調べて自己の責任において正当事由を主張することは重要です。
色々な人の助言は勿論必要ですが、最終的には自分なりに考えを持ち、自己主義を貫き通す方が、良い方向に向かうことの方が多いです。
これは勤務していた時代に学んだことです。
自らの担当先のことは自分が一番詳しいはずなので、先輩上司の意見を鵜呑みにすることなく、顧問先の実情に合わせ自分の力で対応することが一番です。
調べたことをまとめてみる
調べたことをまとめて文章にすることは大切です。
分かったつもりでも、文章にしようとすると意外と書けないものです。
また、調べて分かったつもりになっていても、時の経過とともに記憶は薄れます。
認識がズレて、間違った解釈へ向かうこともあります。
過去に読んだ本を、また読み直すこともお勧めです。
読破して分かったつもりになっていても、読み直すと気づくようなことも結構あります。
正しい軸へ認識を戻す作業も大切です。
今回、動画を視聴し、疑義を持った事項を改めて調べ直しました。
あくまで自分の認識が正しいことを再確認できたので、現状の顧問先に直接関係のない事項でしたが、有意義な時間でした。
原点回帰して条文や書籍を読み漁る形となったので、振り返る意味でも良い経験でした。
まとめ
独立した後の自己の振る舞いについて述べました。
いずれにせよ、色々経験することが大切と思います。