電子書籍を含め、実務に関する本、特に本業に纏わる本は積極的に読むようにしています。
食費や服代などは躊躇することもありますが、本やセミナーへの投資に関しては基本的に出し惜しみしません。
実務本に纏わる、個人的な云々をまとめました。
1つでも新たな情報が手に入れば十分
医業経営や税務、相続などに関する本を読み、実務上1つでもキッカケになったり、悩みの解決に至るようなことがあれば、それで十分元は取れています。
また医業経営に関して通暁している士業は少ないので、その1つの情報がとても貴重であることもあります。
医療を専門に行っている税理士や行政書士は、新たな情報を常に求めていると思います。
ゆえにセミナー開催や勉強会はとても積極的に行っている印象があります。(特に行政書士)
SNSでさりげなくやり取りされているような些細な情報も、実務上で学びになることがあるので、色々と収集することを勧めます。
深く掘り下げることが大事
医業経営に関しては、行政とのやり取りも多いので、本に書けない内容も非常に多いと思われます。
正直、執筆者は、書きたい内容の半分も書けていないと思います。
執筆者のセミナーにも様々参加していますが、本には書けない事柄については、文章内容から想像して実務内容を察して頂きたいといった旨の話をしていました。
本の内容を深く掘り下げたセミナーは、あまり表に出せないような内容も聞くことが出来るので、経験として実際に色々と聞くと良いと思います。
あまり感化されすぎるのも危険
著者がその業界の第一人者であって、その方の情報に助けられたことがあったとしても、全ての内容に同意する必要もありません。
明らかに自分と考えが異なる場合は、一度立ち止まって考え直してみるのも良いと思います。
それとは別に、税務は毎年改正されているので、古い本にはあまり価値が無いのも事実です。
古い本を取り寄せて、新たに学びがある場合でも、必ず現行の税法に従って有効であるかを確かめることが重要です。
かなり古いものだと、自分の武勇伝を開けっ広げに書いている本があったりもします。
いわゆる昭和時代のブラック自慢で、寝る暇惜しんで歯を食いしばって頑張った話を散りばめた自讃本です。
笑い話程度に読むのも良いかもしれませんが、間違っても感化されないことです。
本の見極めは個人別で異なる
先日取り寄せで予約注文した本があります。
過去に勤務していた税理士事務所(私は過去に3か所の税理士事務所に勤務しています。)の元上司だった方が、独立後に単著で出された本です。
市場に出回っていないのか、取り寄せ依頼をかけてから2週間位でようやく手元に届きました。
実務本というより論文に近い本であり、明らかに士業を対象としていて、個人的には非常に勉強になった本でした。
ただ、ほぼ論文なので読みづらさも普通ではありません。
別の話で、ある先生(A先生)は本を数多く出版していますが、本から顧問契約に至ったことが無いと仰っていました。
別の先生(B先生)は本を1冊しか出していませんが、問合せ殺到だそうです。
私は双方の本を読みましたが、個人的にA先生の本は、実務でとても役に立ちます。
が、専門用語も多く、士業以外が読むかという疑問が湧きます。
B先生の本は、読みやすいですが、根拠が曖昧な書き込みも多く、士業にとって役立つかは別問題かと感じました。
市場価値があるのは、分かりやすいことを前提として、不安を煽るような内容の本が多いのかもしれません。
実際に自分にとって役に立つか否かの見極めは大切です。
Kindle Unlimitedはお勧め
AmazonのKindle Unlimitedは、月額980円で多くの電子書籍を読むことが出来ます。
書店に並ぶ書籍は書く内容が色々と制限されていますが、電子書籍はあまり縛りが無く、自由に書かれている印象です。
実績を持った税理士が、過去の体験談を赤裸々に語っているような書籍も多いので、実務に役立つか否かは関係なく面白いです。
月980円で好き放題に本が読めるので、簡単に元は取ることが出来ます。
顧問先訪問のときの電車内など、スマホを片手に隙間時間に読めるので、時間の無駄を省く意味でも有意義です。
加入して損することは無いと思うので、未加入の方は検討することを勧めます。
まとめ
実務本から感じることを、思いつくまま書きました。