将来に備えた危機管理能力をどれだけ持てるか

危機管理能力は常に持つべきと思っています。

考えをまとめました。

危機管理能力は動けるうちに学ぶ

先日、珍しく朝の通勤列車に乗っていたら、遅延トラブルに巻き込まれました。

考えてみれば、勤務時代はそんなことが頻繁にありました。

長い列に並んで遅延証明を貰ったり、どう迂回すれば事務所に辿り着けるかセカセカ調べたり。

今思えば、よく何年も勤務していたなと。

あの頃同時に働いていた方は、今どうしているのか、ふと停まった電車の中で考えていました。

20代、30代の頃は多少の無理をしても体が持ちますが、40を超えると確実にガタが来ます。

勤務経験者は理解していると思いますが、税理士事務所の仕事は労働集約型であり、動けなくなればその人は使い物になりません。

下手したら明日動けなくなっているかもしれません。

税理士事務所は、人によりますが苛烈な環境です。

そう考えれば、勤務時代の過酷な生活を続けるのはリスクしかありません。

危機管理能力というのは、仕事をしながら自分で学んでいくしかないと思います。

将来保障をどう考えるか

知人の知人ですが、とある上場企業を30年以上勤務していて、早期退職で退職される方がいるとのこと。

退職金は当然千万単位で、完全なる老後の保障とまでは行かないまでも、過去の勤務対価に見合った金額であろうと思います。

税理士事務所でそんな話はありません。

大手ならいざ知らず、準大手や中堅程度の税理士事務所で、そんな多額の退職金が出るはずがありません。

であれば積み立てるほかないのですが、それが可能な金額が税理士事務所勤務で毎月保障されるか否か。

若い方でかつ優秀な方であれば、危機管理能力を発動し、どうするべきかを考えていると思います。

ダラダラ勤務年数を重ねるだけの方との相違が出ます。

実際は本人が動くしかない

ここ最近、

「事前にもっときちんと対策していればな」と思える事案が続きました。

将来的な相続にせよ、自身の体調にせよ、事前にある程度の対策を打っておけば、周囲の方々が苦悩することは少なからず減ります。

自分がいつそうなるか、想定するのは限りなく難しいものがあります。

いざ準備しようにも、相談したり手続したり、いろいろと煩雑なことが多く、逡巡するのも無理がないところです。

ただ、ほったらかしにして、後に残された方々がどういう思いをするか。

考えを巡らせることも大切と思います。

まとめ

ある程度歳を重ねると、先のことを考えながら生活することが増えました。

年月が経つのも早く感じるので、自分自身の戒めとして記事を書きました。

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