税務調査の観点から診療所が確認すべき事項②(人件費)
税務調査では人件費は必ず精査されます。 留意すべき事項について、今回は役員報酬と専従者給与に絞って、まとめました。 医療法人の役員報酬 役員報酬が不相当に高額であると認められると、その不相当に高額な部分は否認されます。 ...
税務調査では人件費は必ず精査されます。 留意すべき事項について、今回は役員報酬と専従者給与に絞って、まとめました。 医療法人の役員報酬 役員報酬が不相当に高額であると認められると、その不相当に高額な部分は否認されます。 ...
一診療所に税務調査が入る場合、基本的に過去3期分の元帳を精査されます。 収入、売上原価、費用が主に調査の対象となりますが、当然売上については、漏れた金額がそのまま修正事項に繋がるので、重点的に見られることになります。 た...
令和5(2023)年10月1日からインボイス制度(適格請求書等保存方式)が始まります。 インボイス登録業者になるか否かは、届出制となるので強制でなく任意となります。 (この任意という点に、考案された人のある種の聡明さを感...
令和6年1月1日から、改正電子帳簿保存法の施行が始まり、CMやメディアでもかなり騒がれています。 ただ、CMなどで勧められている商品等は概ね大企業向けであり、一診療所が捉えるべき感覚と乖離を感じます。 病院や分院を複数展...
領収書が必要経費として認められるには要件がありますが、税法によってその要件は異なります。 令和6年1月1日から始まる改正電子帳簿保存法により、電子取引に関しては保存方法が制限されることになりますが、紙で請求書や領収書を受...
税務調査を受けるにあたり、色々と疑問に思うことがあると思います。 その内容を取り上げ、それぞれ考察してみました。 パソコンの中身を見せてほしいと言われた場合、どのように対応すべきか 国税庁HPのFAQに下記の記載がありま...
税務調査の際に、調査官が資料を持ち帰るケースがあります。 ただし、調査官が当然のように帳簿や帳票類を持ち帰ることはできません。 調査官側も納税者側も、その行為が義務なのか任意なのかをまず把握する必要があります。 その内容...
先日、とある方と医療法人の監事の変更について検討を行う機会がありました。 監事が変更となるケースは主に下記が挙げられます。 ・任期満了に伴う退任 ・任期途中に監事が自ら辞任届を提出 ・社員総会の決議による解任 監事が変更...
都道府県知事へ医療法人化を申請する際は、膨大な書類が必要となりますが、書類集めでネックになるのは、設立代表者の方で準備できない書類です。 事業計画書や予算書、理事の履歴書や印鑑証明書等は、設立代表者側で努力すれば早めに準...
経過措置型医療法人の理事長が亡くなった場合、出資持分払戻請求の問題が発生します。 被相続人が生前に出資持分払戻請求をする意思表示をしていれば、相続人が払戻請求をすることになりますが、被相続人が生前に意思表示をしていたとい...